男の子がいる家庭ならば破魔弓を用意する

「破魔弓って何のためにあるの?」
「破魔弓は誰が贈るのか知りたい」
「破魔弓の由来が知りたい」

結婚して子供が生まれる事は非常に喜ばしいことですが、それと同時にお金がかかるのも事実といえます。
特に現代社会においては、高度経済成長やバブルの頃と異なり、働いている大人も収入が簡単に増えるわけではありません。
それ故、国は4ヶ月に1度児童手当と言うものを送ってくれます。
1ヵ月あたり3歳未満の子供であれば1万5000円で、3歳以上で15歳までは毎月10,000円給付される仕組みです。
これが4ヶ月に1度支払われますので、3歳未満の子供であれば1ヵ月あたり60,000円ほどのお金が入ってくる仕組みになります。
それ以外にも、色々と援助してくれる人がいるかもしれませんが、両親は強い味方と言うかもしれません。

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破魔弓とは

子供が生まれた場合には、男の子の親が破魔弓をくれるケースがあります。
破魔弓といっても祖父母が手作りのものをくれるわけではなく、大抵お店に売っているものを購入することになります。
ガラスケースの中に弓矢などが入っており、その弓矢を男の子が生まれてはじめての正月の時に飾ると言う習慣が長年ありました。
そして現代でもその習慣は受け継がれていると言っても良いでしょう。
ただそのような歴史がある一方で、一体何のために弓矢を購入するのかわからないと言う人もいるかもしれません。
そこで簡単でいいので、なぜそのような弓矢が語られるようになったかを知っておくと良いです。
少なくとも日本人ならば、自分の国の歴史をある程度理解しておかなければいけません。

子供を病気や怪我から守る

破魔弓と呼ばれるものは、どのような由来があるかと言えば子供を病気から守るあるいは怪我からまずゴールと言う意味が大きいといえます。
現在社会でも、子供が病気をして親が苦しむ事はよくあるわけです。
あれは大きな怪我などをして、親は苦しむことがあります。
当然子供も辛い思いをするわけですが、やはり親の立場からすれば怪我をしていることもありが病気にかかっている子供に対して心を痛めないわけがありません。
これが昔ならば、比較的簡単に命を落としたといえます。
現在のように、医療が立つしているわけではありませんでしたので、例えば今で言うインフルエンザレベルのものでも、命を落とす子供はたくさんいたわけです。
現在などは、注射をすればある程度良くなるかもしれませんが、今から100年以上前あるいは1000年以上前の日本では、そのような注射があるわけがなく、簡単に命を落とした0が少なくありませんでした。

危険な箇所や危険な状態が知られていなかった

実際に自分の家の戸籍等を見ると、100年以上前ならば小さな家になくなっている子供が多いことが理解できるはずです。
一方で病気だけが心配ではなく、例えば川に流されて命を落とす子供や海に流されて命を落とす子供あるいは山で遊んでいて、動物に襲われたり谷から転落した痛ましい出来事もありました。
これは現代のように、危険な箇所や危険な状態が知られていなかったといえます。
よくあるのは、現代でもまだあるかもしれませんが海水浴に行く場合お盆以降に入ってはいけないと言う話があります。
これは何も、視覚的なことではなく、単にお盆以降になると日本では海の潮の流れが異なり、離岸流ができやすいためと言われているわけです。
本来海であれば、波がありますので溺れようにも海岸のほうに波が押し寄せるため、沖のほうに流されるような事はありません。
しかしながら離岸流が起きると、潮の流れが起きのほうに流れていくため、体が持っていかれてしまうわけです。
当時はそのような知識もなかったため、お盆以降には海に入ってはいけないと言われていたわけです。

海で遊んでいる子供がおきに流された

しかもこのような上下がされたのは、子供がかなり犠牲になってからの話でしょう。
もちろん大人も規制になったかもしれませんが、海で遊んでいる子供がおきに流されたと言う痛ましい出来事はかなりの事例があったはずです。
その結果、自然とお盆以降は海に入ってはいけないと言うふうに言われてきました。
現在では浮き輪などの対策をとられているもののやはり危険ですがそれがなかった当時は、今以上に危険であり人々が大人になるまで成長するのも、かなりの困難があったといえます。
そのような意味において、平安時代位から用いられている弓矢で邪気を払うと言う考え方を具体化したのがこの破魔弓といえるわけです。
少なくとも、昔と比べて子供の命がなくなると言うケースはずいぶん少なくなりましたが、そのようなご先祖様の歴史をよく考えると、現在でもその習慣が受け継がれるのは当然といえます。
加えて、それを理解する大人も重要な存在と言えるでしょう。

まとめ

祖父母に理解がなければ、自分たちで購入するのが良いといえます。
値段が重要なわけではありませんが、平均的には50,000円から80,000円位で販売されているものが多いです。
おもちゃ屋などに販売されているものもありますが、本格的なものは、職人が手作りで作っており100,000円以上するものもあります。
後は、その人の予算次第でどのようなものを購入するかが決まるかもしれません。